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漠然とした動機でもどうにかなる!元受託エンジニアが自社開発企業への転職で得たもの

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イントロ

どうも!ぺいぺいです。
転職って「いつかするかも」って思いながら、なかなか行動に移せないものですよね。
かく言う私も、かつてはなかなか行動に移せずにモヤモヤと仕事をしていた一人です。
私は新卒から 6 年間働いた会社を辞め、一度だけ転職を経験しました。
30 歳を目前にした当時、今後のキャリアに悩んだ末、新しい環境へ飛び込むことを決意。
この記事では、私が転職を決意した理由や、転職活動で意識したこと、そして転職後のリアルな変化についてお伝えします。
ぜひコーヒーでも飲みながら、気軽に読んでいってください!

転職を考え始めた 3 つの理由

新卒から 6 年間、受託開発企業でプログラマー/システムエンジニアとして開発作業をしていました。
担当していたのは、仕様書作成からコーディング、そして試験までの一連の開発工程。
基幹システム開発がメインでしたが携帯端末アプリの開発など、さまざまな開発業務に携わることができ、幅広くスキルを磨くことができました。
30 歳を目前に控え、仕事にも慣れ、社内での地位も確立してきた頃、今後のキャリア形成に疑問を抱き始めました。
そんな私が転職を考え始めたのには、大きく 3 つの理由があります。

理由1:理不尽な「プロジェクトガチャ」

「残業は絶対しない!」と意気込んでいましたが、プロジェクトによってはノー残業が叶わないことも多々ありました。
月 20 時間程度の残業であれば許容範囲なのですが、開発規模に見合わないスケジュールで、いわゆる「デスマーチ」に陥ることも。
若いうちはなんとか乗り切れても**40 代、50 代になってもこの働き方は続けられるだろうか?**と、次第に不安が膨らんでいきました。
特に、上位職の先輩方が休日出勤や深夜残業をしている姿を見て、「このままでは自分も同じ道を辿るのか…」と強く危機感を感じるようになりました。

理由2:スキルが頭打ちになる恐怖

開発部隊として働いていたため、要件定義や顧客折衝といった上流工程の経験を積めるかどうかは、正直なところ「プロジェクトガチャ」でした。
もちろん機会はありましたが、その頻度は高くありません。
このままでは、自分のキャリアや市場価値が停滞してしまうのではないか、という強い不安にかられました。
そこで、自分の市場価値を客観的に知るためにも、「一度、外の世界を見てみよう」と思い立ちました。

理由3:正当な評価としての「年収」

年収は日々の生活の質を左右し、将来の資産形成にも大きく影響します。
また、これは前述の市場価値とも密接に関わっています。
自分のスキルや経験が、果たして市場でどれくらいの価値があるのか。
そして、自分が目指すキャリアに見合った適正な年収はいくらなのか。
これらを客観的に知り、正当な評価を得たいという気持ちが強くなりました。

転職エージェントとの出会い

転職活動ってどうやって進めていけば良いのかわからない…そんな状態からがむしゃらに動き始めるものですよね。
具体的に行動してみた内容をまとめてみました。

情報収集からエージェントの利用へ

転職活動を始めるにあたり、まずは情報収集から始めました。
しかし、ウェブサイトで転職サイトを見ても、労働条件や企業の実態が分からず、また自分ひとりで活動を進める自信がなかったため、早々に断念。
転職エージェントの力を借りることにしました。
エン エージェントに相談し、転職の動機や希望条件を伝え、履歴書や職務経歴書を提出する日々が始まりました。

「本当に無料?」という不安

当初は「本当に最後まで無料で使えるのだろうか?」と疑っていましたが、企業からの報酬で成り立っているビジネスモデルのため、求職者は完全に無料で利用できると知り、安心しました。

勇気をもらった書類選考の成功

面接に怯えて動けない時期もありましたが、エージェントが書類提出をサポートしてくれたことで、 荒波に飛び込む勇気をもらいました。
その結果、5 社中 4 社が書類選考を通過
この成功体験は、自分にとって大きな自信となりました。
一方で、一度に複数の面接が決まった際は、「どうしよう…」という恐怖心しかありませんでした。
(新卒の就職活動時よりも多い面接数でしたからね)

転職で叶えたかったこと

1:ワークライフバランスの重視

「仕事漬けの毎日だけは避けたい」という思いから、ワークライフバランスの取れる企業を第一に考えました。
具体的には、平均残業時間が月 20 時間を超えないことを条件に、仕事も私生活も充実させられる企業を探していただきました。

2:成果が直接見える環境

受託開発で納品後の利用者の反応が見えないことに、次第に物足りなさを感じるようになりました。
極端な例ですが、たとえ一行のプログラム改修であっても、それが利用者の運用にどう貢献し、どれほどの改善効果を生んだのかが分かりませんでした。 ロジックの正しさだけでなく、実際の運用に耐えうるかという視点を常に持ちたかったため、視野狭窄に陥らないよう、利用者の反応がダイレクトに感じられる自社開発の企業を希望しました。

3:市場価値の向上

これまでの経験に加え、要件定義のスキルを身につけたいと考えたのが、転職を意識したきっかけです。
転職活動を通じて、要件定義ができる人材(将来的にはベンダーマネジメントも可能な人材)の市場価値が非常に高いことを知りました。
これは、今まで私にはなかった視点であり、新鮮な気づきでした。 内向的な性格からくる不安もありましたが、このスキルを身につけることができれば、将来のキャリアの選択肢が広がり、自身の市場価値が大きく向上すると確信しました。

転職後の今

縁あって、スムーズに内定をいただき、自社開発企業への転職を決めました。
念願だった要件定義に携わる機会も増え、業務の幅が大きく広がりました。
これまでの経験(仕様書作成〜コーディング~テスト)は外部ベンダーに任せる形です。
内向的な性格によるコミュニケーションの課題は依然としてありますが、新しい領域に挑戦できる楽しさや、自身の成長を日々実感できています。
特に、前職で積んだ開発経験が、ベンダーの成果物レビューで大いに役立っています。
プログラマー目線、運用目線の両方からレビューすることで、以前よりも自信を持って仕事に取り組めています。 最近ではマネジメントも任されるようになり、もやもやしていた時に一歩踏み出して本当に良かったと実感しています。

おわりに

私の転職活動のお話は以上になります。 今でこそ整理して伝えられていますが、正直なところ、転職活動を始めたばかりの頃は動機も今よりも少し漠然とした状態でした。
だからこそお伝えしたいことは、まずは行動してみるです。
深く考えすぎず、まずは一歩踏み出してみることが何よりも大切だと思います。
それがきっとあなたの未来につながります。


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プロフィール

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ぺいぺい@ゆるブログ管理人

Webエンジニア

受託開発と自社開発、両方の世界で経験を積んで9年目。コードだけでなく、多方面との調整にも向き合い、「生かされ、殺され」を繰り返してきました。 貧弱な語彙力から卒業すべく、このブログでアウトプットをしてみる。住宅ローンを組んだことから、 制度を活用した賢い資産形成について常に考えています。 FIREは目指さず、人生をイージーモードで楽しみたい。当ブログはNext.jsの学習がてら構築しました。